確かにカルトな人気もわかる。
そんな事実はないが、35ミリカメラで三脚据えてじっくり撮るべき映画を、16ミリカメラを持って街中へ出向いてぶんまわしながら撮ったみたいな感触。
ゴジラ映画としては雑なんだが、1971年公害映画としては、パワフル。
へドラが何故生まれたのか？とか、徐々に形態を変えて成長していくところとか「シン・ゴジラ」の先駆け。怪獣が現れたら市井の人々が「死んでしまう」の恐怖感もぬるくなったゴジラ映画に渇を入れるみたいでドキッとする。
最後の自衛隊が送電線修復するところはパワハラセリフで処理せず小芝居入れてくれたら、もっと盛り上がったのになあ。でも強引で面白い。
