このレビューはネタバレを含みます
シリーズ第11作目。
ゴジラ作品の中でもトリッキーな屈指の名作。
サイケミュージック、トリップ映像、ブラックアニメなどなどアートに飛んだ数々の名シーン。
オープニング、ヘドロまみれの雀卓親父、ゴーゴーバーでのフィッシュダンス、飛行期ヘドラでぐにゃる鉄骨、硫酸ミストで白骨化する人々…あぁ、たまらん。笑
低予算の為激しい自衛隊の活躍はないが、お互いの目を潰し合う2体の怪獣の攻防は見応え抜群。
特にヘドラのコンクリ責め攻撃が容赦なくて好き。
初期の恐怖さを追求している割に飛行ゴジラでしっかり茶目っ気も抑え、当時の流れも忘れない所が逆に好感が持てる。まぁやりすぎて揉めるのも分かるが。笑
ゴジラとはどういう存在かというテーマを原点回帰で改めて知らしめ、低予算だからこその試行錯誤で生まれた怪物映画。好きすぎる…。
主役級を容赦なくぶっ殺す脚本。鬼かww