たむランボー怒りの脱出

ピアニストのたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

ピアニスト(2001年製作の映画)
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物語に反して、映像自体は秩序のある整った印象を受ける映画。

画面の構図は全体的に直線によって構成されている。
トイレのタイル等の直線的な物の配置、またカメラのポジションも水平が多い。

しかしその不自然なまでに整えられた空間は無機質であり、人間的な温かみは感じられない。

愛が全く排除された絶望的な映画だったなあ。