ダニエルクレイグ

サブウェイ123 激突のダニエルクレイグのネタバレレビュー・内容・結末

サブウェイ123 激突(2009年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

午後2時、ニューヨーク地下鉄運行指令室で働くガーバーは、ペラム発1時23分の電車が緊急停止したことに気付く。 しかも、その電車はなぜか1両だけほかの車両と切り離されて停止していた。胸騒ぎを覚えたガーバーが無線連絡すると、 ライダーと名乗る男が人質19名の命と引き換えに、残り59分で1,000万ドルを市長に用意させるよう要求してくる...。

NYの地下鉄で運行中のペラム123便が乗っ取られ、司令室のガーバーに人質を盾に身代金を要求する。身代金 1000万ドルの猶予時間は1時間。ガーバーは、1分遅れる毎に人質を1人殺すと言う。人質解放の交渉役としては、 長津さん演じるカモネッティ警部がガーバーをサポート。ガーバーとライダーの頭脳戦、ライダーがガーバーを挑発し、弱み を見せたところを脅して状況を支配していく。そしていかにもなトニー・スコットのエッセンスとテンポの良い描写。どう交渉するんだ?人質奪還するんだ?とハラハラ感は高まっていった。

しかし中盤以降は、身代金を運ぶ間に事故りまくるパトカー&白バイの間抜けなNYPD。そしてスナイパーはネズミに噛 まれて誤射するというまさかの描写、愚の骨頂。警察側のシラける失態が多すぎてこの辺りで興醒め。ラストは街に出て 逃走としたライダーをマンハッタン橋で追い詰める。ライダーは自分を撃てとカウントダウンを始め、ポケットに手を入れ銃を取ろうとしたところをガーバーが撃つ。その後はヘリから長津さんの挨拶と市長の感謝の言葉を受けてエンディング。尻すぼみの展開と意味が分からないラストで、あまり印象に残らない作品だった。