今日は1月23日、123とテンポ良く並んだ数字にちなんで、こちらの映画を鑑賞した。
原題の「The Taking of Pelham 1 2 3」とは直訳すれば〝ペラム発(地下鉄)123号の乗っ取り〟となり、123号とは午後1時23分発の列車🚃を表している。
なお本作は映画ファンの方にはご存知の通り、乗り物パニックの隠れた傑作「サブウェイ・パニック」(1974)のリメイク版。オリジナル版はタランティーノの「レザボア・ドッグス」にも影響を与えた事でも知られている。
監督は「トップガン」「スパイ・ゲーム」などのアクション映画を得意とするトニー・スコット。細かいカット割り、早回し、スローモーションやストップモーションなどで、人質を乗せた〝地下鉄ジャック〟と地上でのカーアクションを交互に描き、スピーディーかつスリリングに展開させる。
ニューヨークの地下鉄が白昼堂々、4人組の男に乗っ取られる事件が発生。犯人たちは車両に19名の乗客を人質に立てこもり、ニューヨーク市に1000万ドルの身代金を要求。1時間以内に現金💰が届かなければ、人質の処刑が始まる。事件を担当することになった地下鉄公安局のガーバーは、犯人と交渉を続けながら事件解決のために奔走するが…。
頭の切れる武装グループのリーダーを演じるジョン・トラヴォルタと、彼との交渉役を務める地下鉄職員役のデンゼル・ワシントンが、顔を合わせず無線越しで対決する頭脳戦が最大の見せ場。地下鉄🚇の列車内という逃げ場のない完全密室での先の読めない展開に目が離せない。