このレビューはネタバレを含みます
オスカー・シンドラーについて何も知らない状態で視聴。
意外だったのがシンドラーが元から立派な人だったかというとそうでもないという点。プレイボーイだし浪費家だし、賄賂だってやるし…。
でも、最初からシンドラーがユダヤ人を助けるという目標をもって計画していたらきっとうまく行かないだろうというのが難しいところ。
理想だけじゃ上手くいかんよねと、この場合は金儲けっていう目的があって、そのための手段としてユダヤ人を労働力として保護、紆余曲折で目的がそっちにシフトしただけなので。
でも、それだからこそシンドラーがラストでもっと救えたのにって泣き崩れるシーンが印象的になるし、シンドラーの心境の変化に寄り添いやすくなる。ほんと、よくできた映画です。