土曜日のユイ

シンドラーのリストの土曜日のユイのレビュー・感想・評価

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
4.0
墓石の石畳つらいなぁ。。。
監督がシンドラーに救われたユダヤの人に語った話によると、収容所での子供に対する残虐行為の描写は大幅に縮小されているとのことで、冷酷な虐殺シーンはもちろんあれど、かなり観やすいように作られているのだなぁと感じました。
直接頭を撃ち抜くシーンだけではなくて、街中の家の窓から銃の発砲時の光がもれるなど、スピルバーグ監督っぽい間接的にみせる虐殺のシーンも印象的でした。
公開25周年のリバイバル上映で鑑賞。
戦争映画は良い作品が多いし好きなジャンルですしこれも名作と知ってはいましたが、やっぱりなかなか観た後しんどいので観る機会を伺っているうちに逃しに逃していました。
鑑賞が早ければ早いほどいいという作品でもないと思いますし、リバイバル上映は私にとってはいい機会でした。
年齢もちょうどよかったかなと思います。
若い時では辛すぎたかもしれない。
3時間超ですが、全然長く感じませんでした。どこのくだりも切れないよなぁという納得のストーリー展開・構成。
つまらない映画の1時間半の方がよっぽど長いです。
Dolbyで。
日英両字幕ともなし。
(2018/12/08 映画館で。AMC Theatres)

北米リバイバル上映にともなっての記事より。
『スピルバーグ監督は米国NBCのインタビューで「1993年に『シンドラーのリスト』が上映された時よりも、現代においてこの映画がリバイバルされることの方が非常に重要だ。現代の方が、映画が初上映された1993年当時よりも人種差別やヘイトスピーチなど考えなくてはならない問題が山積みだ。ヘイトスピーチや人種差別問題は、いずれユダヤ人ホロコーストのようなジェノサイド(大量虐殺)につながりかねない。現代こそ、もっと真剣に世代を超えて、それらの問題について考えていかないといけない」と語った。』