Ren

7つの贈り物のRenのレビュー・感想・評価

7つの贈り物(2008年製作の映画)
3.5
【Seven Pounds】



■総合評価
演出   ★★★☆☆
ストーリー★★★☆☆
キャスト ★★★★★
音楽   ★★★☆☆
映像   ★★★☆☆
おすすめ度★★★☆☆



■key word
[クラゲ][鼓動]



■感想
7つの贈り物。
その意味がわかった時、涙が止まらなかった。



主人公のトーマス(ウィルスミス)は、婚約者と運転中に携帯を見ようとして大事故を引き起こしてしまう。その事故によって婚約者と他6人が亡くなってしまい、トーマスは深く後悔する。
トーマスはせめてもの償いとして、自身が選んだ7人に“贈り物”を贈る。

①児童相談所で働く女性に自身の肝臓を提供する
②ホッケーの監督に腎臓を提供する
③DVを受けた女性とその家族に自分の海辺の家を贈る
④入院していた男の子に骨髄を提供する
⑤弟に片方の肺を提供する
⑥エミリーに心臓を提供する
⑦盲目の男性に眼球を提供する

字面で書くと印象が変わってしまうけど、
罪の意識に苛まれるトーマスの終始沈鬱な表情と、苦しんでいる7人の役に立とうともがく姿が忘れられない。

途中、見るのも辛いシーンもあったけど、最後のエミリーの涙と、盲目だった男性とのシーンで全てが報われた。

物語に賛否両論はあるかもしれないけど、映画としてはとても考えさせられる作品。ウィルスミスの演技も本当に素晴らしかった。こんなにジョークを飛ばさない彼は初めて見た。それでも見て良かったと思える素晴らしい作品だと思う。
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