あかつか

同胞(はらから)のあかつかのレビュー・感想・評価

同胞(はらから)(1975年製作の映画)
3.5
岩手の過疎村で劇団の公演をしたいとやってきた倍賞美津子。応対する青年会の面々。演劇ってなんだべ?いくらかかるんだべ?赤字になったらどーするべ?意見は真っ向から対立。頭を抱える青年会長寺尾聰。挙げ句「失敗したらベコ売って弁償する!」…おいおい、それは熱意というのか?

交渉上手で応援上手、強い信念を持ち、バイタリティにあふれ、統率力抜群の倍賞美津子。なにかの教祖になれそう。過疎村での公演を成功させた彼女には、人の力を引き出すという才能があったんでしょうなぁ。

青年会に対して倍賞千恵子が下手に出る必要はないんだろうけど、ちょっと謙虚さに欠けてるような気がしないでもない。なーんてこと言ってたら信念のある演劇はできないのかもな。
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