にっきい

劇場版 空の境界/第二章 殺人考察(前)のにっきいのレビュー・感想・評価

3.2
いくら名家だからと言って、学校の制服ではなく着物で行くのは許されないと思う。

1993年式と黒桐の出会いの話し。
前作『俯瞰風景』は何の説明もなくストーリーが進んでいくし、人物の繋がりとかも分からなかったんですが、この第二章は前日譚的な話し?
主役の両儀式(りょうぎしき)と黒桐幹也(こくとうみきや)の高校時代、出会いの話しでした。
この時点ではまだ詳しく分からないんですが、式は使用人が世話してくれるような名家の娘。
人付き合いが苦手と言うか、感情を表に出さない(無い?)女性。
学校でも浮いてると言うより、人を寄せ付けないように結界を張ってるの?って感じ。
作画的にそんなに可愛いとは思えないけど多分美人。
一方黒桐は絵に描いたようなお人好し。
明らかに式が人殺しをしたような状況でも、殺す所を見てないから殺してないと証言するくらい。
式の事が好きで堪らないのか黒桐は、いくら拒絶されても式にまとわりつく。
あんなの実際にやられたら変態ストーカーサイコパス。
それでも式は少なからず黒桐に好意を持ってるのか、少しずつ態度を軟化する。
実は両儀式は"式"と言うか元々の人格とは別に、"織"と言う男性人格があって、抑圧された"式"の殺人衝動が"織"と言う人格になって現れてる。
なので人と関わらないようにしてた。
それを知ってもなお式に懐く黒桐って。
前作の連続少女自殺の原因に繋がる話しでした。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2023年12月16日
鑑賞回:16:30〜18:30
劇場名:アップリンク京都
座席情報:スクリーン1 G-8
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:114分(52分+62分)
備考:プログラムA『俯瞰風景』+『殺人考察(前)』
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