女

ポテチの女のレビュー・感想・評価

ポテチ(2012年製作の映画)
3.7
この、鬱陶しくない程度の心地よい説得力たるや!『監督の伝えたいコトの本質を理解しているかは謎だが、私なりに何となく感じとって納得した』映画。

この塩梅がなぁー、「いい映画だなぁ」って感覚に直結するから、満足感高いです。それこそ【アンダーグラウンド】みたいな、言葉も、背景も、作品の長さも、全てが果てしない向こう側にある満腹名作より、わりかし身近な、しかもこれだけ短い邦画でこの満足感だもんなぁ、嬉しいなぁ。
(あ、勿論身近になったらいけない事柄だけれどね)


レビューがネタバレになるから、ね、
この程度しか書けませんが。
全部観て、ポテチシーンの意味が、わからないけど分かる体験は、映画ならではの贅沢かと思いました。

ついでに。
この作品を観ていた時、なんていうか結構落ちている気分だったもんで
“私なんかいなければ平和だろうなぁ”とか、パッパラパーな私の割には卑屈なことを思いがちだった時で。でも、そんなことどうだっていいことだなって、思い出しました。その後、堅あげポテトを頬張りました。
濱田岳が素晴らしいのと、大森南朋はあの様な役が一番似合う。
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