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怪人フー・マンチュー
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『怪人フー・マンチュー』に投稿された感想・評価

中国最強の悪人フーマンチューがその罪を問われ、死刑(断頭)を行う衝撃的なシーンからスタートし、目を引き付けられる。

しかしオープニングが終わってもそんなことは信じられないと主張するのが主人公の刑事スミス。切り落とされたフーマンチューの頭が地面に転がる様子に立ち会ったスミスがなぜそこまで言うのか…
スミスが慌てるのは無論このフーマンチューが残虐度も周到さもそこらの悪役より半端ないからである(これは本編を確認してほしいのだが、007の悪役と比較しても結構上の危険度だと思う)
ストーリー運びも007を意識しているのか、カーチェイスや男臭い殴り合いのアクションシーン、フーマンチューの凝った処刑方法などのエンタメ性が光り面白い。東洋的な雰囲気もアクセントとして効いており、本作唯一の良さが味わえた。

そして何よりフーマンチュー役のクリストファーリー。悪の天才中国人を演じる彼はドラキュラやフランケンシュタインの怪物を演じているときにもまして不気味。格調高さをあえて抑え、悪辣な風格漂う仕草と長身による圧力が素晴らしい。クリストファーリーの芸達者さはすごいなあ…
全体的に安定した面白さと刑事スミスVSフーマンチューの知略バトルが楽しめる良い作品。
5.0
妻がクリスマスで有給取ってたのに急遽仕事を入れられてブチ切れながら家を出て行った。家にひとり取り残されたので、以前買っていたけど積んだままだったDVDを見ました。

世界征服を企む中国人の天才科学者フー・マンチューと彼を追う刑事の戦い。処刑されたと思われたフー・マンチューが実は替え玉で、本人はロンドンの地下に秘密基地を建造して潜伏、世界征服の機会を虎視眈々と狙っているという設定だけで無茶苦茶ワクワクする。『007は二度死ぬ』に出ていたカリン・ドールが美しいし、フー・マンチューの娘役の人も存在感あった。格闘やカーチェイス、爆発も程よく盛り込まれ大満足。何と言ってもクリストファー・リー御大のフー・マンチューがサマになりすぎなんだが、西洋人が特殊メイクで東洋人を演じるのは現代のポリコレ的には許されないかもしれない。
ちょっと前、近所の古本市でハヤカワ・ポケットミステリ文庫から出てる『怪人フー・マンチュー』をゲット。ポストコロニアル主義を論じる専門書とかでちょくちょく見かける書名だったから、結構期待して読んだんだけど…感想としてはめちゃくちゃ微妙な作品でした。
喩えるならミステリ要素を削り取ってバディものエッセンスだけを残したシャーロック・ホームズシリーズに、出来損ないの江戸川乱歩『少年探偵団』シリーズのノリを合わせて薄めたような作品。謎の美少女が出てくる展開はモーリス・ルブラン風?とにかく、全体的になんか浅いんですよ。
年代的にたぶん乱歩はこの作品を参考のひとつにしたんだろう。上手いことブラッシュアップしてあるなぁ…と彼の腕前に感心しました。

映画の話に戻すけど、100年以上前から映像化作品が幾つも作られていることから察するに、結構人気なシリーズだったんだなぁと。日本初のハリウッド俳優、早川雪洲さんが出てる作品もあるらしい。
このシリーズの中では比較的新しい本作、DVD購入して見てみたよ。

良かった点
・原作(私が読んだ1作目)より話のスケールが少し大きくて面白い。特に、大規模化学テロのエピソードは良かった。飛行機に爆発と、見せ場できっちりお金使ってて視聴者の心わかってらっしゃる。

・彫りの深い西洋人でも、一重瞼にするとそれなりにアジア人っぽく見えるんだなぁと感心。中国人(満州人?)には流石に見えないけど、ああいう顔立ちの人日本人でたまにいるよね。どうやってあの一重瞼作ってるんだろう。テープとドーラン?被せ物?
原作のフー・マンチュー博士もどちらかというと西洋風な見た目に設定されているで、そこまで違和感無かったかな。

・機械仕掛けの神的キャラ(カラマニちゃん)を無くしたのはgood。あの子頼りで物語を都合よく進める作者に不満を感じてたので。


微妙だった点
・フー・マンチュー博士が原作よりアホになってて、キャラ付けが弱い。天才設定どこ行った??
わざわざ教授に毒物精製させなくても、ヤングハズバンドの手記盗めたんならある程度自分でやれば良くない…?翻訳も含めて。
部下にいろいろ指示を出すだけで、インテリ感のイの字すら無いのも残念。博士が科学知識を駆使したギミックでどんどん邪魔者を消していく爽快感、期待してたのにな。性格ももうちょい捻くれててほしかったです。
あとめっちゃ細かいけど、指甲套(付け爪)を付けるのは女性だけだと思う。

・主役のリー様はさておき、冒頭の中国のシーンからモブに西洋人が混じってるのがめちゃくちゃ気になって集中できない。アジア人の役者集めきれなかったのかな。ラストも、チベットのシーンのはずなのにどう見ても西洋のお城でうぅ〜ん…ってなった。あとあんなカプチン派の修道士みたいな格好チベット僧もしてんのか…?


総評
鈍感な私でも気になるくらいツッコミどころ多いけど、西洋人が描くなんちゃってアジアの世界観嫌いじゃないです。差別意識はあるにせよ。
全体的なノリも悪くなく、まあまあ視聴に耐え得る映画でした。