FREDDY

サンダーアーム/龍兄虎弟のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

サンダーアーム/龍兄虎弟(1986年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

ジャッキー・チェンが監督・主演を務めたアクション映画『アジアの鷹』シリーズの第1作である本作は、邪教が人々の心を支配していた数千年前に起きた聖戦で、邪教に勝利した正義の神が身に着けていたと伝わる5種の"神の武具"を狙う邪教集団によって誘拐されてしまった、香港のスーパースターで親友のアランの恋人・ローラを救出すべく、アランと神の武具の3種を所有していた骨董品の収集家である伯爵の娘・メイとともに邪教集団の陰謀に立ち向かうこととなった、"アジアの鷹"と呼ばれる冒険家・ジャッキーの活躍を描いた作品となっているのだが、主演を務めたジャッキーが頭蓋骨骨折の大怪我を負った作品という印象があるせいか、冒頭で映し出されるアクションシーンは見応えがあってやはり何度観ても面白く、ミラージュ・スパイダーで街中を駆けるカーアクションシーンも手に汗握るものとなっていますし、終盤での女性4人組との戦いもまたコメディ満載で、4人が織り成す華麗な連携プレイは見物。全体を通して見ていて痛々しく感じるスタントも多々ありますし、ジャッキー映画の定番でもある、エンドロールで流れるNGシーンで映し出される木から落下するシーンや担架に横たわるジャッキーの姿は衝撃的で、物語こそはそれなりだが最後まで楽しめる作品となっていますし、気軽に視聴のできる一作では。アラン・タムによるドタバタコメディや、ロザムンド・クワン、ローラ・フォルネルなどといったキャスト陣の共演も個人的には惹かれるものがありましたし、これで3度目の視聴となるが、今回も楽しませてもらいました。
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