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羊たちの沈黙のayanaのネタバレレビュー・内容・結末

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

鬱になったな〜と思うときに映画見るようにしてるんです。自分のご機嫌を取るために。
思えば邦画じゃなくて洋画のサイコーホラー大好き。ガチで怖いのは人間なんで……(人間大好き人間怖い)
そもそも主人公が男性に嫌な思いしかしてないの共感しちゃう。上手く話せないし、なんなら苦手でビビって強い言葉を使うことが多いので……。私の中の羊も鳴いていたのかもしれない。
レクター先生の全てを見透かした上で狂気的な、倫理欠落してるのに理性的で紳士的。佇まいに品がある。サイコパスってホーント面白い。現実では食べられるし近寄りたくもないけどあの人の人生講義はちょっと聞いてみたいですよね。タメになりそう。
蛾を詰めるのは変化の象徴。切望。切望は何から?身近なものが欲しいから。
異常者の心理と言われても私達の中にはこのような感情は存在してる気がするし、どことなくリアルな気がするから面白い。子羊の悲鳴は止んだか?と聞いてくれるレクターさんは魅力的な人物。
ゆとりを感じるというかなんというか分かりにくいけれど年上の父親像と娘のようなバディ物と捉えられなくもないかも。レクター先生の食事シーンはグロテスクなのでグロいものが苦手ならおすすめしない。愛してるんですかね。何かに重ねてるのかもしれません。難しかったのでもう少し原作とか履修して考えたいです……。
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