MR

羊たちの沈黙のMRのレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
3.6
すんごいグロいもんだと思って敬遠してたけど、ふとすんごいグロいものが見たくなって見たら、そこまでグロくなかった。笑

言動や見た目が見るからに異常な倒錯者より、振る舞いに品があって冷静な狂人のほうがよっぽど怖い…。
物語の主軸じゃないけど主人公という絶妙な位置。
明るくても暗くても、引いても寄ってもガラス越しにいるレクターが不気味でよかった。
サイコパスな行動(犯行)を見せられるより、サイコな心理・精神面を聞くほうがゾクゾクするなと。

レクターの思考回路、発言が予想できなくて面白かったし、この映画が高く評価されるのも納得ではあるが、レクターが相手の言動や犯行状況から何を根拠にその情報を得て、言い当て(られ)ているのか、心理学的な根拠があるのか気になった。
求めすぎかもしれないが、レクターがクラリスに協力したきっかけがミグズの非礼だったり、ちょこちょこ雑な気も。

残念なのは、この手の作品は警察の気の緩みと、主人公の手にかかればなんでもアリで冷めるとこ。笑
レクターが最初は誰にどう捕まったのか気になる。
MR

MR