サメガミ

羊たちの沈黙のサメガミのレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
3.7
解説見ないと理解が及ばない映画🎬

ある連続殺人犯を捕まえられないでいるFBIは新たな試みとして、囚人の1人である元精神科医に犯人の心理を紐解いてもらい、手掛かりを掴もうと試みる。
その囚人の担当に当たった主人公は、実直で素直な性格ゆえその囚人に気に入られ、苦労しながらも手掛かりを掴んでいく。精神科医であった囚人の巧みなプロファイリングで主人公の暗い過去やコンプレックスが明らかになる。主人公は無意識にそれらを克服しようとして、懸命にFBI職員として働いているのだと気付かされる。
そんな中連続殺人犯のある作為によって、ある人物と繋がりがあるのではと主人公が気づき、単身でその家に乗り込んだ。
そこに住む人の挙動に不審を抱く主人公は目を盗んで、さらに潜入すると、人質に取られていた知事の娘を発見する。
間一髪のところで犯人を銃殺し、事なきを得る。


精神科医の一挙手一投足が嘘なのか本当なのか、狂ってるのか正常なのかを見極めるのが非常に難しく、ゆえに何を伝えたいのかがわからなかった。
解説ありきで行動の意味が理解できた。
そんな中でも精神科医の巧みな喋りや眼力はなぜか惹きつけられるような魅力があった。
主人公は精神科医との応接にしても、ラストの突入にしても、もっと警戒心持てよとハラハラが止まらなかった。