このレビューはネタバレを含みます
ソリッド・シチュエーション・スリラーの名作『CUBE』の監督、ヴィンチェンゾ・ナタリの作品ですね。
…あんまり面白くなかった!!!
遺伝子操作によって動物と人間のDNAを持ったハイブリッド・ヒューマンとやらを作ったら、そのDNAは様々な病気の治療に使える革命的なうんたらかんたらというよくある背景があって、まあ、産まれましたね、と。
ここからがひねくれ者のヴィンチェンゾ・ナタリってかんじで、男女の科学者(恋人同士)と件のハイブリッド・ヒューマンのドレンちゃん3者をねじれた親子関係のように描くわけです。ここまでは胸糞悪いながらも、まだ面白い。エレクトラコンプレックス(エディプスコンプレックスの女性版)ですね。
関係が崩壊した科学者カップルは、もうドレンは殺しちゃおう、ということになるんですが…これ以降は超ありがちなモンスターもののストーリーでしかないのです。逃げる。捕まる。一人殺されてなんとか倒す。実はお腹には男性化したドレンの子供が…って、はあ。。くだらない。
つまらなかったときにはやたらとレビューの文字数が増える私なのでした。