Danny

メリー・ポピンズのDannyのレビュー・感想・評価

メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)
4.0
【元祖ツンデレ】
【名曲デパート】
【ディズニー実写代表作】
あの言葉があればなんでもOK!
…いやいや、意外と深くて
子どもから大人まで響く素晴らしい映画だった。

敏腕完璧主義な乳母が、乳母として果たす以上のビジョンを遂行する…他にない映画だよね。

メリーポピンズの、自分の宿命を頭で理解しながら、想いを抑える至高のお姿。
ラストの傘とのシーンは、そのツンデレと麗しい目に注目。美しい。

ジュリーアンドリュースは、この映画で、
お情けアカデミー賞を取ったと言われているけれど
つんつんしてる役な上でこの歌唱力、フィジカル、美貌、スタイル。
いつ取ってもおかしくなかったが、これで良かったんじゃないかと思う。


あんま凄そうじゃないんだけど、完璧なメリーの理解者である
バートのさり気なくも力強い活躍ぶりも良い。
子どもたちを気にかけ、メリーポピンズをエスコートする。
彼と子どもらの父親との対話シーンは、ディズニーっぽくないけど、ディズニーらしい。
その父親が硬貨を握りしめ、運命とケリをつけるシーンには、息を呑んだ。

迷える子どもが成長して、幸せの家族に近づいていく話ともとれる。
子どもたち名演技だった。

Supercalifragilisticexpialidociousは
名曲ひしめくディズニー界で、歌だけとってもミュージカルとしても
言うまでもなくトップクラスなのは承知の上で
Chim chim cheree 、feed the birds、a spoonful of sugarなどなど…
強豪リーグの銀メダル達がずらり。

面白い上にメッセージ性を持った、初期ディズニー実写、至高の傑作。
Danny

Danny