暮居

メリー・ポピンズの暮居のネタバレレビュー・内容・結末

メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

生きていくにはユーモアとウィット、遊び心が必要で、ポピンズは子供たちよりむしろ父親を救って去っていったというよりむしろ父親を救いに来たのだなと、そこにすごく安心した。真に救われるべきは、というよりポピンズの性質が最大限に生かされる救われる者は父親しかおらず、彼は厳格でつまらない人間だったのではなく、ならざるを得なかった大人で、それを責められはしなかったことが。
煙突掃除隊のダンスのターンが職人芸的で非常にカッコいい。シルエットで魅せる美しさ。
それにしてもポピンズのこのチートキャラ、周囲からの「さすポピ」ぶり、ポピンズもバートも人間ではないナニカでありそうだからうん凄いねと見れるがギリギリほんのり鼻につかないでもない。
銀行家のじいさんたちの顔が味わい深すぎてずっと見ていたくなる。
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