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クリスチーネ・Fのvilljobbaのレビュー・感想・評価

クリスチーネ・F(1981年製作の映画)
3.5
14歳で麻薬中毒になり後戻りできなくなる少女の話。
なんと実話を基にしている(´;ω;`)

ドイツ・ベルリンが舞台。
120分かけてゆっくり中毒になっていく様子を見ることができます。
麻薬ダメ、ゼッタイを訴える授業でコレ流せばいいんじゃないの、というくらい麻薬の恐ろしさを感じることのできる映画である。
だけれども、直接的にグロテスクなシーンが出てこないのが好印象。

この映画でもやはり主役となるドラッグは、ヘロイン。
コイツは本当にシャレにならない快感と依存症があるらしくて、ヘロインが主役の作品では、それ以外の麻薬がザコに見えてきてしまう。
もちろん、他の麻薬も中毒性がヤバいのかもしれないけれど。

70年代のベルリンのとある地下鉄駅では、麻薬中毒者と買春野郎がいっぱい集まっている。これがガチ実話なんだから恐ろしすぎる。
また、女性目線で初めての売春をあれほど生々しく描いた映画は初めて観たかもしれない。本当は絶対やりたくない、でもそう思いながらもやるのが妥当な手段に見えてくる状況。そんな状況に至るまでを丁寧に描いているもんだから、エラくリアルに売春する女の子に感情移入してしまった。

クリスチアーネを演じたナーチャブルンクホーストは、当時15歳。普通にセミヌード出てきたけど、ちょっと観てて罪悪感を感じちゃったよ(清純アピール)。
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