ツタヤ

アンタッチャブルのツタヤのレビュー・感想・評価

アンタッチャブル(1987年製作の映画)
4.3
ハリウッドの王道をいく娯楽性と決定的正義。30年以上前の作品のため今見ると展開のテンポこそもう一つに感じますが、仲間を一人また一人と失っていく展開にはぐっと胸に迫るものがありました。シカゴ駅での銃撃戦スリルなど名シーンも多い。

新旧スターが揃ったキャストも抜群に良いですね。これが出世作となったケビン・コスナーとアンディ・ガルシア、そしてそれを支えるショーン・コネリーとロバート・デ・ニーロらベテラン陣の組み合わせ。

カポネ役のためロバート・デ・ニーロは髪を剃るデニーロ・アプローチを敢行。街を牛耳る悪役を冷静酷薄な威圧感で演じ切っています。全編6シーンだけの出演ながら主役を食ってしまうようなパワーでした。

脇では眼光鋭い白スーツの殺し屋が光ります。あんな出来る殺し屋がいたら是非仕事をお願いしたい。(笑)なお、ネスを助ける警察官役で物語に重厚感を与えているショーン・コネリーはこの作品でアカデミー助演男優賞を見事受賞。ボンド役とはまた違った魅力を発揮していました。(ショーン・コネリーさんのご冥福を改めてお祈りいたします)
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