【禿げたデ・ニーロ】
ちょっとデ・パルマにしては大人しい感じでストーリーに然程インパクトが無かったのが惜しいけど、ケヴィン・コスナーにショーン・コネリーにアンディ・ガルシアといった個性豊かな役者陣が大集結した警察vsマフィア映画の金字塔と言える。
『スカーフェイス』や『殺しのドレス』のような破壊的、外連味に乏しく割と名作然としている辺りはこの監督らしくない。
冒頭の長回し映像でおお〜っとなったが、エンニオ・モリコーネのスコアがあまりに壮麗で内容が音楽に食われているのが残念だった作品。脚本はデヴィッド・マメットが担当。
80年代を代表するアクション映画で、パラマウントが総力を上げて作った過去のクラシックへのオマージュがたっぷりこん。