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郡上一揆のmomonomamaのレビュー・感想・評価

郡上一揆(2000年製作の映画)
3.5
2000年 日本
監督 神山征二郎
緒形直人、岩崎ひろみ、古田新太

少し前に旅行で郡上八幡を訪れました。
水とおどりの町と言われています。
水が綺麗と言うのは聞いていたのですが、おどりは知りませんでした。
郡上おどりは毎年7月から9月まで延べ30夜、踊り続けるという壮大な縁日踊り、盆踊りかな?
この郡上おどりのルーツとも言うべき事件が江戸時代、吉宗の時代にあった郡上一揆。郡上一揆の後に疲弊していた領民の融和を図るために領主がおどりを推奨したらしくこれが始まりとも言われているそうな。
この頃って農民が集まって踊ったりしたら「一揆の相談ちゃうか?」ってとがめられますからね、よっぽど疲弊していたんだろう。

で、ともかくどういう一揆なのか知りたくて本作を観ました。
原作は戯曲らしい。

農民の一揆って本当に命がけ、庄屋は敵か味方か、時と場合によって違うみたいだし、農民の中でも一揆に賛成の人々と反対の人々と生業によって微妙に違ってくる。
そして主人公の定次郎(緒形直人)は子供の頃から「みんなの役に立つことがあるやもしれんから読み書きは覚えろ」と百姓ながらも読み書きができるようになっていたので直訴の時の文を書いたりして中心的役割を担うようになる。
彼の命がけの働きを伝えるための碑が郡上市にあるそうです、あっれ~~~~、気付きませんでした。八幡とは少し離れた場所のようですね。

久しぶりの「歴史は映画で知ろう」でした。勉強になりました。
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