歩く肉

私は人魚の歌を聞いたの歩く肉のレビュー・感想・評価

私は人魚の歌を聞いた(1987年製作の映画)
3.2
詩的なタイトルとヒロインのエキセントリックな顔に惹かれて観てみたが、想像していた内容とはだいぶ違ってた。
31歳にもなって注意散漫で夢見がちで少女のような主人公の、私の才能を認めてほしい、という感じが若干しんどい。
監督のaestheticなセンスが光るけど、どこか社会にうまく適応できず、自意識過剰な感性は、ミランダ・ジュライとだいぶ近いものを感じた。
タイトルは、T.S.エリオットの詩からとのこと。

“I have heard the mermaids singing, each to each; I do not think that they will sing to me.”
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