このレビューはネタバレを含みます
2024年:131本目
202409:8本目
・シナリオ:☆☆☆☆★
・演出: :☆☆☆☆★
・雰囲気: :☆☆☆☆☆
・個人的好み: :☆☆☆☆★
今でこそイケオジ路線の西島秀俊ですが、この時はまだ瑞々しさが残る。ずっと自分のことなのに他人事のような反応、ふとした時に出てくる暴力衝動など思春期の危うさを感じさせる演技。
役所広司も暴力的で、ワイルド。
終盤のチェンソーのシーンなどいつもの奇想天外な黒沢ワールドも全開。
監督作品によくあるサイコスリラーではなく、1人の人間が空白の時間を埋め、自分が存在している確証を得るまでの物語。