ゆき

ニンゲン合格のゆきのレビュー・感想・評価

ニンゲン合格(1999年製作の映画)
3.8
境界線

時間は巻き戻せない。気持ちが係ることは再建できない場合もある。
絶対に思えていた家族も目をつむっているうちに形を変えているかも。
ファンタジーにも近い設定で、トーンの変わらない主人公が駆け抜ける残された時間は考えさせられるものだった。
自粛期間で連続ドラマをたくさん見ていると、表情のアップや必要なものばかり追うのに連日手一杯だった。
余白も多くて遠くから俯瞰する映像がすごく贅沢に感じる時間でした。

***
14歳で事故に遭い、10年。奇跡的に目覚めたときには家族がバラバラになっていた。青年は失った家族と時間を取り戻そうと奔走する。
ゆき

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