ドキュメンタリーではないしフィクションでもない微妙な立ち位置。最後に何かあるのかと期待したけど、何もなかった。予告だと先生がクラスを立て直したかのように見えるけど、残念ながらそうも綺麗に収まらず後味の悪さが残る。
スラム育ちの生徒たちに必死に国語を教えようとしても、その重要性を彼らが納得できるよう説いていかなければ、主体的に勉強はしないだろう。
日本でさえ「なんで古文・漢文の勉強しなきゃいけないの?」と訊かれて、しっかり答えを出せる教師はほぼいないはず。
理解している振りをして理想を押し付けようとする教師を、生徒たちは鋭い目で見抜いて自我をむき出しにする。
ひたすらその繰り返しで、飽き飽きしてしまった。
リアルと言えばそうなのかもしれないけど、それをあえて映画で見る必要ないのでは?
”Pettas"はたぶん英語の"Whore"と同じレベル。「売春婦」と訳されているが、より蔑んだ意味合いかと。
ところで邦題で「僕(ぼく)~」「私(わたし)~」が入っているタイトルの作品、ほとんどが内容と合っていないよね…