けーはち

ザ・ウォード/監禁病棟のけーはちのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ウォード/監禁病棟(2010年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭いきなり民家に放火した記憶喪失系女子の登場、彼女が精神病院の閉鎖病棟に入れられるくだりから始まるジョン・カーペンターのサイコスリラー。ハナから視点人物がおかしい事は明示済みで幽霊が出てきたり医療関係者が猟奇的な事する展開も何やっても白々しい茶番のコケ威しB級ホラー味。大オチの「主人公含む病棟の登場人物の少女全員が同一人物の多重人格」って設定は……『アイデンティティー』かな。精神病院モノといえばの激しい拘束、電気療法による惨殺や、斧🪓で殴れるタイプの幽霊、幾度も脱出をはかる主人公視点での謎めく緊迫感は見どころ。主演は「ジョニー・デップにDVされてた」「いやむしろ逆にDVしてた」と最近話題のアンバー・ハードで、そこから変な文脈が生まれるのは面白い。