shizuq

ZOOのshizuqのレビュー・感想・評価

ZOO(1985年製作の映画)
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まさに美しい狂気。
気持ち悪さはある種の美しさである。

この映画の軸は、シンメトリーと腐敗への異様な執着。時に不快になるような映像は、動植物の腐敗がじっとりと進むように、不思議と癖になっていく。自分たちが観察する側ではなく実験台となってまでも尽きない執着とは一体なんなんだろう。磁器いっぱいに盛られたエビが腐敗していく映像がなぜだか頭にこびりついている。物語の展開のされ方も好きでした。

記録: 24年28本目
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