shizuqさんの映画レビュー・感想・評価

shizuq

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ZOO(1985年製作の映画)

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まさに美しい狂気。
気持ち悪さはある種の美しさである。

この映画の軸は、シンメトリーと腐敗への異様な執着。時に不快になるような映像は、動植物の腐敗がじっとりと進むように、不思議と癖になっていく。自
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最初の晩餐(2019年製作の映画)

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窪塚洋介出演作品鑑賞ウィークなので、観ました。さて1時間経っても窪塚さんが出てこないので、待ちくたびれる…ことはなくきちんと面白く鑑賞した。

お通夜で思い出の料理を出すなんて、粋すぎる。たった5年
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

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この映画を観たいと思わせたのは、何よりもポスタービジュアル。曇り空と浜辺に置かれるピアノが不穏な美しさを放っていて、興味をそそられた。

いかにもヨーロッパ調の衣装を着た女性からは、まさかニュージー
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溺れる魚(2000年製作の映画)

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GWは窪塚洋介出演作を観ると決めたのだ✌️

やっぱりこの頃の窪塚洋介の質感好きだなぁ〜椎名桔平もいいキャラ。仲間由紀恵のお前ら!はどうしたってごくせんを想像してしまうじゃないか。ストーリーはよくわ
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

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叶わなかった恋愛について、
私たちはしばしば思いを巡らせる。叶わなかったからこそ、感傷に浸ってしまうし色々と考えてしまうんだろう。この映画のエモーショナルな雰囲気は、いつかの自分の記憶がくすぐられる
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GO(2001年製作の映画)

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かーーー
窪塚洋介〜〜〜〜!!
なんじゃこの青春の具現化みたいな人。
窪塚洋介の絶対的主役感がすごい。
〜のだ✌️(顎あげて上からみおろす目線)が刺さった刺さった。窪塚洋介はピンポンから入ったので、ペ
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ジ、エクストリーム、スキヤキ(2013年製作の映画)

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ピンポンコンビやっぱり好きだな〜
本作もそうだけど、窪塚洋介はどこか少年のような心を忘れずに持っている役がぴったりと合う。

会話のやり取りがゆるくて間がたっぷりあって、日曜の夜の眠気にはさすがに負け
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遠いところ(2022年製作の映画)

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色んな人にぜひ観てほしい

貧困を断ち切るのは難しく連鎖していくものだとはわかっていても、ここまで絶望的な状況だと想像することはなかなかできない。話が進むにつれて、あおいの状況が彼女だけの問題ではな
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

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少し距離を置いたような撮り方でトーンも暗いけど、どの階層のどの人物に対しても公平で寄り添っていると感じる映画だった。

上流階級の華子を軸として、その婚約者になるさらに上の階級の考一郎、地方から出
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

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ティモシーって何を演じても魅力的なんですね。改めて思い知らされました。

ジョニーデップが演じるウィリーウォンカの過去としては若干想像しづらかった(ティモシー演じるウィリーウォンカが夢にまっすぐで純粋
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ユンヒへ(2019年製作の映画)

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名残惜しくて、小樽から帰る道中で鑑賞。

冬の小樽の暗さと月の美しさと、雪がすべての音や気配を消す静けさ。何度か来てるけど、この映画のセリフの通りだなと思う。新千歳空港から札幌を越えて、海が見えてから
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パプリカ(2006年製作の映画)

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カオスな世界観好き
夢と現実を行ったり来たりしてるので
混乱はつきものだけど
それも楽しかった

記録: 24年17本目

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

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ジョーブラックをよろしくを観てから
若い頃のブラピ作品を調べるうちにこの作品に行き着いた。

ジョーブラックの方が若いかと思いきや、
本作の方が4年も早く公開されていると知り驚き。それほどジョーブラ
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舟を編む(2013年製作の映画)

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大渡海とは、
とってもいい名前。

スピードがものいう時代の中で、10年単位で一つのことをやり続けること。それは想像しただけで、気が遠くなるほど果てしない。自分には絶対にできないなと思いつつ、言葉が
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

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愛です。
ただ、愛でしかなかった。

とにかくいろんな内容を扱っていて、衝撃的。観客ウケを狙って短くすることもなく描ききってるところが好印象だった。特に、ユウ・ヨーコ・コイケの生い立ちや行動に至った背
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場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

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サンフランシスコ行った時に夜空いてるお店がなくて彷徨ってたから、もっと早くこの映画をみてBob’s donuts 知ってればなぁ、と思った。

心があるから人は弱いっていい言葉。
旅先での人びとの日常
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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面白かった。
メッセージ性は強いので、その分わかりやすくファンタジーでよかった。
成長していくベラを通して関わる人たちの人間的な部分(=哀れな部分)がみえてくる。哀れなるものたちというタイトルは秀逸
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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

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1話目を観てから一年たってようやく完結。
重厚感や緊張感が1話目から変わらず、ずっと目が離せない。家族のことが1番大切と守るためなら殺しだってしてきたマイケル。ラストシーンはあまりにも皮肉で哀しい。
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ピンポン(2002年製作の映画)

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眩しすぎる青春映画
窪塚洋介のおかっぱとキャラクターが愛おしい。今自分史上空前の井浦新ブームが来てるので鑑賞したし、もちろん井浦新のクールなかっこよさも大好きだったけどこの映画は窪塚洋介がよすぎた。
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マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

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リバーフェニックスが大優勝。
常に飢えている獣のような野生味と不器用で臆病で繊細な部分が同居している、とても素晴らしい演技だった。演技というか存在が。あれは彼にしかできないんじゃないかと思わせる特別な
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二郎は鮨の夢を見る(2011年製作の映画)

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機内でうつらうつらしながら鑑賞
食を芸術に昇華してる人のひとり。普段ピリッとした空気の中で食事することはないから、ぜひこのお店に行ってその空気感も含めて味わいたい。

記録: 24年8本目

アイスクリームフィーバー(2023年製作の映画)

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恋する惑星のオマージュがたくさん出てきて、眠たい夜に嬉しい楽しい大好き!と大興奮。黄色いポロシャツでショーウィンドウを拭く。そしてショーウィンドウのガラス越しからあのひとをみる視線。ストップモーション>>続きを読む

四月物語(1998年製作の映画)

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岩井俊二の描く淡い恋の話大好き…
ピアノがぽろんと鳴るバックミュージックにのせて美しくて初々しい映像が流れれば、胸がきゅんとする。先輩の靴箱の名札をこっそりとるところ(その後人が来たから方向転換する
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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変わらないことなどない。
同じことを繰り返しているように思えてしまう毎日も、必ず少しずつ違う。そう思うだけで明日が楽しみになってくるから、今日この作品を見てよかったなと思った。

突然のキスも父親と
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

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会話に坂元裕二節は散りばめられているものの、ミステリーとラブストーリーを盛り込むには短すぎる時間だった気がする…キャストも豪華なのにどこか使い余している感があった。お洋服のカラフルさ煌びやかさは◎
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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画の切り抜き方と音が印象的で、劇中ずっと寂しさが付き纏っている。最後のダンスする場面の、under pressureの歌詞とのリンクにほろりとくるものがあった。

私たちはカメラに映っていない、カラ
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

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最後の10分で寝落ちして、起きたらブラッシュアップライフが自動再生されてたからタイムリープしたのかと思って本気で焦るくらいには没頭してました。

記録: 24年2本目

グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

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2024年1本目!
心に色鮮やかに残るとてもよい映画でした。

海にどうしようもなく惹かれ、全てを捧げ海に生きる男たちの話。理解しがたい部分も多かったけれど、だからこそかっこよくだからこそロマンチッ
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

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セバスチャンとフランダーのリアルさに最初引き気味ではあったが、慣れればなんてことない。とにかくアリエルの歌声が美しく、気づけば泣いていた。

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

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ティモシーシャラメのアンニュイな雰囲気が存分に活かされてる映画。ティモシー、超魅力的。本当に素敵。言葉が尽くせない…劇中ずっと流れてるジャスも雨も、全てはティモシーのためかのよう。ストーリーも面白か
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愛・アマチュア(1994年製作の映画)

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22時を過ぎて観る映画は面白くても並大抵の映画でないと寝落ちしてしまうが、この映画は進めば進むほど目が覚めていき最後ものすごい威力の余韻を残していった。

最初、死体をみて女性が逃げるシーンから何か
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

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渡辺大知がpopeyeの映画特集でおすすめの一本ににあげていてずっとみたかったやつ!

ポスターになってるシーンはそう言うことね、もっと他のシーンあったのではないか🤔と思うけど、ブラックコメディ満載
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空気人形(2009年製作の映画)

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ペドゥナが無垢で純粋で美しい。
周囲の人々とのやりとりは微笑ましい一面、人間や物事の決して”美しい”だけではない、多面的な部分まで描かれている。それでも心を持ってよかったと思うノゾミの、彼を思う純真
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ひなぎく(1966年製作の映画)

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この映画の、すべての瞬間がお気に入り。
好きなところだけ切り抜いてペタペタノートに貼り付けたスクラップブックみたいな映画だった。

とにかくやりたい放題自由奔放な二人が魅力的。でもただ楽しいだけでは
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

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オードリーヘプバーのコロコロ変わる表情に魅せられっぱなしだった。本当にちゃめっ気たっぷりで愛らしい。

窓枠に座ってムーンリバーを歌うシーン、オマージュの方が頭に浮かんでこれか〜とニタニタしてしまっ
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