この映画を観たいと思わせたのは、何よりもポスタービジュアル。曇り空と浜辺に置かれるピアノが不穏な美しさを放っていて、興味をそそられた。
いかにもヨーロッパ調の衣装を着た女性からは、まさかニュージーランドの浜辺だったとは想像がつかず。映像は詩的で美しいけれど、ストーリーは女性が男性の身勝手さに一方的に振り回されているようで、途中までかなり不快だった。途中から主人公もベインズに気持ちがあったからまだ救われたけど。
主人公のピアノの音は力強い。
彼女の意思の強さを表しているかのようだった。そしてピアノが海の底へ沈んでいくシーンは神秘的な美しさ。このシーンを観るためにこの映画を観ていたんだなぁ。
記録: 24年26本目