Melko

追憶のMelkoのレビュー・感想・評価

追憶(1973年製作の映画)
3.5
「君はひたむきすぎる。」

う〜〜〜ん。つ、つまらんかった。。
刺さらんかったし、合わなかったし、メインの男女どちらにも感情移入できなくて、めっちゃ冷めた目で見てしまったし、なんなら途中のラブシーンに辟易して、そこ早送りしちゃった。。

ロバート・レッドフォードはカッコよかったんだけどなぁ。ブラピの若い頃みたいで。チャラいプレイボーイ役がよく似合ってたし、相手役のバーブラ・ストライサンドも、役柄に顔と演技が凄く合ってて、役者の演技は良かったのかもしれない。
けど、いつまでも煮え切らないハベルと、振る舞いが痛々しいことこの上ないケイティ両方が無理だった…この2人には、触れるとケガするわ、色んな意味で。

文才がありスポーツ万能、文武両道だがプレイボーイのハベル
バリバリの共産主義で、常に何かと戦う女ケイティ

気性が荒く僻み根性丸出しのケイティ、境遇が正反対のハベルに恋をする…のだけど、一体彼の何を好きになって(文才に惚れたか?)恋に落ちたのかサッパリだし、なんか上手く言えないけどアタックの仕方がしつこくて嫌だし、何かと未練がましい。個人的には全く好きになれない残念なヒロイン。
ハベルもハベルで思わせぶりが過ぎる。
ただ、後半になり浮き彫りになっていく、「埋められない性分の壁」は切なかった。
どれだけその人を好きでも、その人の友達と仲良くできるかは分からない。
好きだけではどうにもならないこともある。どうしてもハベルの友人たちの輪に入れず浮いてしまうケイティ。
目で見た世界の解像度や色、温度や感覚が違うんだな、ケイティと彼らでは。

私はどちらともあまり仲良くはなれないなと思った。

「そうそうそれ!」ってことが書いてあって頷きが止まらなかった感想ブログ↓
https://tennimuhou.com/drama/love-story/the-way-we-were/

身体の関係があったのに、「親友になりたい」って言う人は、男も女も信用できないと思うタイプです。
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