"This is Chicago, kid. You can't beat fresh blood on the walls.”
見応えのあるミュージカルだった!!
主役3人のハジケっぷりがすごい。リチャード・ギアもレニー・セルヴィガーも歌える人だったんだなぁ。
有名なジャケットは何度も見たことあるけど、お話は一度も見たことのなかった作品。
シカゴでは殺人事件は格好のゴシップ且つ、みんな慣れている。そして、みんな新しい殺人事件を欲している。
デュオの相方を殺したヴェルマ
夫を撃ち殺したロキシー
才能に恵まれてはいるものの薄幸な人生を歩んでるのに、プライドと自己肯定感が強く、自信に満ち溢れた女2人。その姿にはなんだか勇気をもらえそう
金を積めば助けてやるぜ!な守銭奴弁護士ビリー
監獄にいる女たちは何とかして自分を弁護してもらおうとビリーに近寄ろうとする
高飛車でビリーに楯突くロキシー、女囚で死刑になった人はいないとタカを括っていたら、遂に執行される第1号の女囚
その死刑執行場面が、見せ方が不謹慎なんだけどミュージカルとしてキチンとエンタメに昇華している
クイーン・ラティファはどの役をやってても本人だとすぐわかるインパクトなんだけど、この作品での歌唱はインパクト大。爆発しそうなお胸をイメージさせるような野太い太鼓の音のBGMが合う
MVPはヴェルマ役のキャサリン・ゼタ・ジョーンズ!力強い歌もだけど、踊りの激しさがハンパない!
序盤キャバレーでの歌唱場面から見せ場がてんこ盛りだが、印象的なのはやはり中盤での♪Cell block tango
照らし出されたシルエットであんなに色っぽいなんて…、ダンサーみんな身体が引き締まりすぎてすごい…!!
呆気に取られる終盤の展開に、女は強い!の図太く華やかなラスト(犯した罪は2人ともダメダメだけど)
こんなに歌って踊れたら、楽しいだろうなぁ〜〜
女性のヘルシーでセクシーな姿とダンスパフォーマンスをコレでもか!と堪能できる作品