にこぺ

番場の忠太郎 瞼の母のにこぺのレビュー・感想・評価

番場の忠太郎 瞼の母(1931年製作の映画)
3.5
活弁士、坂本頼光さんによる本作を鑑賞。いやあ、新鮮でした。
40人くらいでいっぱいになってしまうような小さな会場で、マイクなしでの活弁でした。ただマイクはなくても、声がしっかり出来ているので非常に迫力があるのです。
映像は相当古く、顔がアップになると白く飛んでしまって表情がよくわからないという有り様でしたが、頼光さんのおかげで退屈することなく、最後まで楽しめました。

隣にいたおじいちゃんは、手が始終プルプルしてるようなご高齢でしたが、子供の頃見たこの作品がまた見られるなんてと興奮気味でした。ただいま活弁士は全国で15人いるそうで、そんなにいたのかとちょっと驚いたのでした。
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