ギャングの世界は階層社会。それはまるで、レイヤーケーキのように。タイトルは、そんな意味合いを含んでいるとのこと。
不完全燃焼という言葉が相応しいほど物足りなさを感じた。確かに全体的にスタイリッシュだし、ダニエル・クレイグが主人公を務めている時点で高得点を付けてしまいそう。しかし、似たような名前が多いし登場人物が把握しきれずイマイチスーリーに入り込めず。
ただしかし、個人的にラストがすごく好き。何もかもは上手くいかないこの不条理さ。世の中ケーキのようには甘くないのだよ、とばかりに映る美味しそうなケーキが皮肉のように感じられた。