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アニー・ホールのmomohideのレビュー・感想・評価

アニー・ホール(1977年製作の映画)
3.8
「関係と言うのはサメと同じで常に前進していないと死ぬ
僕たちの関係はサメの死骸だ」



この映画も名ゼリフの巣窟。
「そろそろ地球に帰らなくっちゃ」は声を出して笑った。


ウディアレンの映画を意識してちゃーんと観たの初めてかも。
ジェットコースターの下に家でもうダメでした(いい意味で)
兎に角、全編にわたりペチャクチャペチャクチャうるさいから好き嫌い分かれる映画だねぇ。

皆さんのレビューを見ると知的でウィットに富んだ話術の持ち主でも偏屈で拗らせていると嫌われるってよくわかんだね(劇中ではわりとモテてるんだけど)
死に対する強迫観念も、すぐセックスしたがるのも人間臭くてわたしは共感出来るけどね。


勿論会話劇だけではなく、凝った演出も眼を見張る。例えば、
アルヴィーが直接観客に話しかけたり
子供時代の回想に登場したり
会話しながら本音を字幕で暴露したり
アニーが幽体離脱して別個に会話したり
他にもいろいろと面白い仕掛けが散りばめられていてこれには関心した。



ウディアレンの映画たくさんあるけど頑張って補完してみようかなー。
オススメあったら教えてくださいな。
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