えいがドゥロヴァウ

ブレインデッドのえいがドゥロヴァウのレビュー・感想・評価

ブレインデッド(1992年製作の映画)
4.1
オープニングに映し出されるニュージーランドの国旗が眩しい…
ピーター・ジャクソンの指輪物語以前は初鑑賞でしたが
とにかく楽しい!
ゾンビ役が楽しそうだなと感じたのは『バタリアン』以来です
裏を返せば、人が演じているのがモロに意識できてしまうクオリティーということ
良い味わいです

ティム・ロス似の気弱なマザコン青年の成長物語(ある意味)
最初は母親にビクビクしていたあの子が
あんなに楽しそうに血みどろになって…(涙)
抑圧からの解放で解放されすぎた
序盤はなんらかの部族の土地から奪われた謎の猿だとか
タロット占いをする怪しげなオババだとか
ジャンル映画らしい胡散臭さが散りばめられながら進みますが
中盤からの魔展開の連続には開いた口が塞がらず
スプラッタが苦手な人も感覚が麻痺して大丈夫なんじゃないかというほどの
もはや笑うしかない極限のスプラッタ
耐性をつけるにはもってこいかもしれません
やりたいこと全部やりました!という感じの終盤の盛り上がりは異常

武闘派神父
ゾンビ同士のセックスとキモカワ赤ちゃんゾンビ(なぜ散歩に連れて行く…)
豚のように肥えた叔父の無双ぶり
芝刈り機
命乞いする臓器
ハイライトは枚挙に暇がありません
ゾンビに惨殺された人たちがそのままの姿で動き出す様子も愉快

これは『バッド・テイスト』と『ミート・ザ・フィーブルズ/怒りのヒポポタマス』も観ねば!
なぜ指輪物語の監督に抜擢されたのか訳がわからない!