さわら

ガメラ2 レギオン襲来のさわらのレビュー・感想・評価

ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)
4.0
ドルビーシネマのでかいスクリーンに、悪意はないが、「仙台、消滅」とでかでかと映し出されるのはグッとくるものがある。また、「第一次防波線、突破」などと聞くとテンションが上がる。ジャスコ崩壊や足利市での戦い、「利根川決戦」など、地の利をうまく活かしている戦いであった(思えば前作『大怪獣空中決戦』は福岡ドームがミソだった)。

自衛隊や一般市民たちといった、人間側の意地が描かれてるのもいい。ガメラ礼賛からの『ガメラ3』というのも、実にキマってる。

目に見えない脅威と戦うと聞くと、どうしてもコロナ禍の我々を想像してしまうが、いちばんの悲劇は我々にはその場を身を挺して守ってくれるガメラがいないってことよな。