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ガメラ2 レギオン襲来のABBAッキオのレビュー・感想・評価

ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)
4.0
 1996年金子修介監督、樋口真嗣特技監督。平成ガメラのヒットを受けて製作された続編。前作から、ガメラと意思疎通できる少女として藤谷文子が続投。今回は宇宙怪獣レギオンの襲来に対して、地球の守護者としてガメラが位置づけられる。レギオンは巨大形態でも、小型形態でもガメラを圧倒し、札幌、仙台の街は草体なる存在によって大破壊。しかし自衛隊含めた人間側がゴジラとの共闘を決断することで最後にレギオンに勝利するストーリー。特撮が特筆すべきレベルで、草体という明らかにマンモスフラワーの平成版の登場で、ウルトラQへのトリビュートと平成特撮の心意気を感じさせる。ストーリーは薄いが、それでも破綻なく一定のカタルシスを演出している。昭和特撮怪獣映画の発展型であり、到達点と言ってもいいだろうし、シンゴジラに至る平成特撮へのステップでもある。
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