ハムレット・ゴーズ・ビジネスのENDOのレビュー・感想・評価

『罪と罰』はドフトエフスキーだし今作はシェイクスピアの翻案。つまり巨匠を前に肝が据わってるカウリスマキ。すごい。ハムを喰むハムレット、水にに浮かぶゴムのアヒルで敗者復活を狙う会社、バスタブに浮かぶオフィーリア、ラジオを頭に被って絶命するラウリ、もう殆どコントなんですが資本主義に対する厭世観漂う作品。ジェダイと化すご両親に、切れ味抜群の銃撃シーン。ケレン味たっぷりのクールな風刺劇でした。