ハムレット・ゴーズ・ビジネスの作品情報・感想・評価

ハムレット・ゴーズ・ビジネス1987年製作の映画)

HAMLET GOES BUSINESS

製作国:

上映時間:86分

ジャンル:

3.6

「ハムレット・ゴーズ・ビジネス」に投稿された感想・評価

【ヒルクライムも怯むくらい相思相愛】


これだけ多くの人が死にながら、
特別な感情が湧きません。


アクション映画ならまだしも、
この手の悲劇にしては響きません。


はみ出し者ハムレット、
その末路は因果応報です。


オフェリアが、
お風呂に入りゃ悲劇が起きます。


それでも
ハムレットとオフェリア、
二人は相思相愛。
この気持ちはどうしようもない。
dude

dudeの感想・評価

3.6
幽霊が廊下を歩くところめちゃ良い。とはいえ初カウリスマキだからか色々と困惑させられた。何となくノリは分かった気がするので他の作品もぼちぼち観ていきたい。
音楽のチョイス 音楽を入れるタイミングがいつもと明らかに違うし、何より本作のみ登場人物がお金持ちなんだね

それでも相変わらず コメディは笑えます 特に殺人シーンのアンプとか笑

あとモノクロとしての味わい深さがあります
カウリスマキに出会って初めてモノクロの良さがわかりました
いつものカウリスマキ節とは確実に異なるものの、カウリスマキらしさを感じる作品。
Guy

Guyの感想・評価

3.1
冒頭のHam!Let me!でクラッときたね。
終盤まではちゃんとハムレットにそった内容で逆に驚いた。
ハムレットの超悲劇的な内容にもかかわらずここまで緩くできちゃんだからやっぱり凄い。
テレビのあの演出やジュークボックスのシーンは大好きだしカウリスマキのモノクロフィルムには古典を愛するのがビシビシ伝わってきた。
フルコーラス撮りきるよく分からんバンドやドギーラヴはこの頃から健在だったとは…
素敵です。
Tyga

Tygaの感想・評価

3.8
いきなりエッロいキスシーン入ってびっくりした。

幽霊出てきたり、荘厳な劇伴かかったりカウリスマキっぽくなさもありつつ、無表情にタバコにロックとカウリスマキっぽさも健在。

オフィリアの入水自殺のシーンが超素晴らしいと思った。

アヒル。
アヒルちゃんとステレオマン(勝手に命名)はズルい。
音楽の使い方といい、まんまとカウリスマキのユーモアにはめられるのだ。
31, i dont know classical literature
mina

minaの感想・評価

4.2
数年ぶりに観たらこんなに面白かったっけってびっくりした。古典文学にカウリスマキらしさが凝縮されて詰め込まれてて、台詞のないマッティ始めお馴染みの顔触れににやにやが止まらない。そしていつだって持たざる者に優しいんだ。
あと、パラダイスの夕暮れとかでも思ったけど、カティ・オウティネンのスタイリッシュさにハッとする。着こなしが絶対的に上手いひと。いつも幸の薄い地味なヒロインだけど、芯の通った華やかさを持っているからこそのカウリスマキのミューズなんだなって思ったり。自殺シーンの美しさったらない!
Ricola

Ricolaの感想・評価

3.8
昨日4月4日はアキ・カウリスマキ監督のお誕生日ということを知り、昨日大好きな彼の作品を鑑賞致しました。


あの有名なシェイクスピアの「ハムレット」を元に、企業の乗っ取りの争いを描いたブラックコメディ。

「罪と罰」と同様、ハムレットの原作をちゃんと理解していればもっと理解しやすかったかもしれない。

しかしそこがあまりわかってなくても楽しめた。


荘厳なクラシック音楽が緊張感を表現し、お馴染みのロックがお馴染みの空気感を生み出す。

驚いたのが、いつもカウリスマキ作品ではそっけない(?)ラブシーンだけど、珍しく熱烈なキスシーンが見れたということ。

物語の終盤は展開が早まってびっくりしたし、本当、「ブラックコメディ」が似合う皮肉っぷりだった。
シェイクスピアの「ハムレット」を現代版にした作品でしたね。同族会社の大企業の御曹司ハムレットが毒殺された父親の後、会社上層部の取りまきたち相手にお家騒動を起こしていきます。恋人オフィーリアには振り回され、会社のナンバー2クラウスが母親と再婚して会社を牛耳るようになるとか、まんまハムレットです。
原作と違うのは、主人公に疑惑がないことです。ハムレット自身が父親を殺したことがクリアになってます。父親の復讐という線が消えて、親殺しの情緒不安定な男てだけの設定は深みに欠けてる気がします。
アキ・カウリスマキ監督作品の中には文芸作品の原作をアレンジした映画がありますが…。本作は少し失敗してる部分がありましたかね?
日本製のプラスチック製品で社運を懸けてたようですが、それがお風呂に浮かべて遊ぶおもちゃのアヒルですよ!?真剣に制作してないでしょう(笑)監督の茶目っ気は嫌いではないんですが、なんともトホホな作品でした(´Д`)
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