まめた

手紙のまめたのネタバレレビュー・内容・結末

手紙(2006年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

登場人物が少なく話が分かりやすい。
苦しみ、恨み、決別から許しまで主人公の心情が丁寧に描かれていて良い映画だった。主人公にだけ焦点をあてているからじっくり描けるのだろうな。

個人主義でなく家で評価されがちな日本だから、この映画のような理不尽な現実はあるのだろうと想像できる。犯罪は罪を犯した本人だけでなく家族や周りの人々の人生を壊すことになるのだな。こういう映画を思春期に観ることで未来の犯罪抑止になりそうだなと思った。
話は中盤少しダレるが全体的によかった。会話の言葉選びが良いのか胸に迫るシーンがたくさんあった。
山田孝之は自然な演技でよかったが、まだ俳優歴が浅いからものすごく上手いとは思わなかった。玉山鉄二の方が上手いかもしれない。集客する為に当時の売れっ子を使う必要があったんだろうか。

良い映画を見たと思う。
まめた

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