めがねのまめたのネタバレレビュー・内容・結末

登場人物らと民宿で一緒に過ごしているような感覚になる。ゆったりとした時間の流れる不思議な映画だった。話は何も起こらないから退屈だが登場人物皆の素性がはっきり分からないことから、見ているうちに何か分かってくるのだろうかという期待で見てしまう。しかしほとんど素性はわからない。一時期だけのほどよい距離感の気を遣わない人間関係が良いのかな。自然と触れあってのんびりする時間をもつことで精神を回復しに来ているんだろうか。のんびりを楽しむ達人になりたいものだなと思った。のんびりを退屈だと思う私はまだ若いのかもしれない。
独特な良い映画だったが少し退屈で長いと感じてしまった。似たような映画ではかもめ食堂の方が好みだったな。
小林聡美ともたいまさこは良い味を出しているが、やはり他作品と演じ分けはしないのだな。光石研だけ格段に上手く、加瀬亮は下手に見えた。