コンセント

手紙のコンセントのネタバレレビュー・内容・結末

手紙(2006年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

辛いし苦しいけどちょっと泣けるし
とりあえず俳優陣の演技と歌が素晴らしい

山田孝之の演技力すごすぎる
疲れた顔や希望のない雰囲気がリアルすぎる
泣く演技や表情、犯罪者の弟として生きていく辛さとか色んな感情伝わってきた

この頃の沢尻エリカは無敵すぎる
美しすぎる、顔が優勝
もちろん演技力はさすがすぎ

玉山鉄二は最後の泣き顔が心にくる

犯罪者の家族視点の映画は色々見たけど
本当に世間からの目と社会での生きづらさ、
大切だった家族が犯した罪のせいで
その家族に憎しみが湧く悲しさ
これ以上なく生き地獄だな、、と思う

家族ができてやっと幸せになれると思ったのにそう簡単にはいかず、
誰よりも大事な妻と娘が差別されてしまう
耐え切れないだろうな
もうこれ以上やめてくれ、、ってなったわ
何もわからない小さな子がみんなが去っていくの見るの辛すぎてしんどい

被害者家族の
君が殺したわけじゃない君が悪くないのはわかってるみたいなセリフ
わかっていても中々言えないから心にしみた
これで終わりにしよう
とかも、本当にもうすごいウッ、、ってなった

差別している人たちというか、
やっぱり誰しも犯罪ということからは
無縁でありたいわけで、
子どもたちを遠ざけたい気持ちもわかる
いざ自分が同じような立場になると分け隔てなく接せられるかどうかわからない
でもこういう作品を見ると、
どうか何もしていないのに既にたくさん苦しんだであろう人に手を差し伸べる人でありたいって心から思うわ

最後の刑務所でのコントはやばすぎる
小田和正の言葉にならないが余計泣かせてくる

重いけど見てよかったと思える作品