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ライフ・オン・ザ・ロングボードのtheocatsのレビュー・感想・評価

2.6
ネタバレ
詰めを欠いたのは残念だがまあまあの娯楽感

閑職に追い込まれ早期定年退職した元サラリーマン:大杉漣が一念奮起し種子島でサーフィンに挑むというお話。

どうせ安易に作られたんだろうなぁと失礼ながら期待はしていなかったが、そこは種子島の空気感が大分追い風となりまずまずの娯楽作品という印象。

焦点は大杉漣がどの程度サーフィン上達するのか? だったが、うーん、説得力ある波乗り場面は残念ながらなし。

就活が上手くいかない娘も種子島に来て、親子物語に大分時間が割かれてしまい、サーフィン上達という主軸がぶれたのも悔やまれる。
もちろん監督的に主軸ストーリーはそこになかったのは明白。親子、家族関係の再認識、再構築、なにより主人公:大杉漣のリスタートが主要な筋。サーフィンはそのための方便に過ぎない。

でも大杉漣さんがさっそうと波乗りする場面は見たかったというのが本音。
ラストはかつらロンゲ(笑)となった大杉さんが島に定住し、車の免許も取り一人でサーフィン出来るくらい上達したという匂わせでエンドとなるが、まぁそれでもいいかとライトに納得。


総評2.6の三ツ星

002008
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