事故と全員無事というニュースは知っていたし、どうせ「みんな助かってアメリカマンセー！！」的なベタベタに甘い映画だろうとみる気が全然起こらなかった。
ところが見始めて程なく、本作のメインは「事故後の調査委員会で、川に不時着は間違った判断であり、飛行場に引き返し通常の着陸をすることができたのでは？」という航空法廷サスペンスだったことに全く驚いてしまった！
事故後のそういったプロセスは全然知らなかったので「これは一体どうなるのだろう？」と食い入るように見させられ、嫌いなトムファンクス（笑）でありながら、機長である彼側に肩入れする心境にまでさせられてしまった！！ チクッショー・・・・苦笑
結末は申さぬが、まんまとイーストウッド監督にしてやられたね。笑
ただ、惜しむらくはすべて時系列通り、「ハドソン川不時着パート」と「事故調査公聴会パート」の２部構成としてもらった方が良かったのでは？ という不満は残ったので、もろ手放しで賞賛という気分にはなれなかった。
勿論イーストウッドもそのパターンはシミレーションした上で、映画のような時間軸交錯パターンがベストと判断したのだろうけれどもね。
