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TAKESHIS’のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

TAKESHIS’(2005年製作の映画)
4.0
芸能界の大スターとして、日々忙しく過ごしているビートたけし(ビートたけし)。芸能人として、そして世界に名だたる映画監督として、いわゆるセレブな彼はリッチな生活を送っている。一方、そんなたけしと外見がそっくりの北野(ビートたけし)は、しがないコンビニ店員。中年の峠を越えても売れない役者として苦闘中で、色々な舞台や映画のオーディションを受けまくっているものの、受かったためしがない。ある日のこと、北野とビートたけしが偶然にも出会う。北野は憧れのスター、ビートたけしからサインをもらうが、この出会いをきっかけに北野はたけしの映画の世界へと入り込んでいく。それは、虚構とも現実とも区別がつかない危険なファンタジーの世界だった。
北野武が、大スター北野武と売れない俳優キタノの夢と現実と妄想が交錯するストーリーの中で、自分の中にある逃避や暴力や死への意識を浮き彫りにした異色作。北野武のファンならニヤリとさせられる小ネタやパロディがちりばめられているけど、難解な感じです。美輪明宏さんの歌とタップダンスの融合のパフォーマンスなど、レアものな見所もある。
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