ダルマパワー

ブレードランナーのダルマパワーのネタバレレビュー・内容・結末

ブレードランナー(1982年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

世界観の造り込みがまず目を見張る。エキストラの数も多いなかで、それぞれに設定と凝った衣装やメイクがあり、セットにも隙がなかった。

レプリカントは問答無用で殺される。見た目は人でも、例え感情が芽生えても、4年で死ぬか、殺されるかの2択。

なぜ、レプリカントの男は、敵であるブレードランナーを助け、生かしたか。

恐怖の連続、それが奴隷の気持ち

その一言で、十分だったようだ。

一方では、設計者達を皆殺しにしていたが、この短期間でも考え方に変化があったのかもしれない。右手に抱えた鳩もその一つ。

仲間の死が、死の尊さを教えたのかもしれない。

ハリソン・フォードの、骨折した指のを庇いながら壁をよじ登るという、指だけの演技のカットは、かなり圧巻で見ごたえあった。

レイチェルと共に、颯爽と車で走っていく姿は、とても清々しかった。
ダルマパワー

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