鹿苑寺と慈照寺

ブレードランナーの鹿苑寺と慈照寺のレビュー・感想・評価

ブレードランナー(1982年製作の映画)
3.5
人間そっくりに作られたアンドロイドであるレプリカントが人間に反乱するお話。

レプリカントが人間のように凶暴に、あるいは叙情的に描かれていた。では、人間とレプリカントの違いはなんだろうと思ってしまった。

レプリカントが最後に人間を助けたシーンが意外に感じられたけど、同胞を失ったことでレプリカントも最期の瞬間に「死ぬ」ということをよりリアルに感じ、目の前の人間を助けたんだと思うとなかなかぐっと来る。

原作はフィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』で、僕が敬愛する森博嗣のWシリーズ『彼女は一人で歩くのか?』にも引用されており、後の作品にも影響を与えてるんだなあと思うと感慨深い。原作も読んでみたい。