鹿苑寺と慈照寺

ある閉ざされた雪の山荘での鹿苑寺と慈照寺のレビュー・感想・評価

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)
2.9
東野圭吾さんの『ある閉ざされた雪の山荘で』を読んだのはかなり昔のことで細かい内容は忘れてしまっていた。クローズド・サークルもの推理小説。予告編を見ても嫌な予感が拭えなかったけど、本編を観てもそれは覆らなかった。

クローズド・サークルで起こる殺人事件では何が重要かと言うと、緊迫感、緊張感、疑心暗鬼だ。これらが不可欠。本作はそのどれもが欠けていて、すべて軽い。原因は色々あるんだろうけど、1つ挙げるとするならば、劇中で何度か流れるジャズ風の劇伴。あれは一体何ですか?なんであんなことすんの?緊迫感も緊張感もすべて台無し。

ちょうどHuluで配信者されている「十角館の殺人」も観ていたので、差は歴然だった。「十角館の殺人」には上記の緊迫感、緊張感、疑心暗鬼があってワクワクさせられたし、推理小説好きとしては大満足だった。推理小説を映像化するのであれば、それくらいの気概がないと駄目ですよ?


以下は個人的なメモ
-----
岡山天音さんの髪型が変だな。

朝っぱらから安い芝居

イヤホンジャック

なんでこんなに安っぽくなるんだろう。

緊張感がまったく感じない。時折挟まれるジャズ風の音楽がまったく駄目。

えっもう最終日???

最低の嘘やん。

久我はよく三重構造に気づいたな。

クローズドサークルの疑心暗鬼や緊迫感がまったく感じられない。
-----